top プロフィール 講習案内 合格体験記と最新情報 面白エピソード
数学の勉強について 生徒の思い出 個人指導を考える テキストについて

 
 個人指導-1
 
 
 数学の問題を大きく分類すると、基本問題(教科書の例題)、知っていて解くもの、それらの応用問題、さらには考えて解くものとに分けられる。
 多大な経験をもとに知識的に解いている問題を、私は大学受験生には1年かけて伝える。その中で応用・考えることを強調する。それは私の体力と方法により、誰よりも多くなると思っている。それを私は予備校の単科名で「全パターン」と呼んでいた。
 テキストづくりも既に20年以上が経ち、毎年その年の入試問題を全て見て、常に内容を一新してつくっているのだが、これで全てというテキストなどはあるわけがない。
 しかし、うちの受験生は一生懸命テキストに向かっている。
 
 これが全てと信じていることが「全パターン」であり、自分に知らないものはないのだという自信が応用問題を、そして考えて解く問題を解いていくのかもしれない。

以下に本年度の1学期 T・A・U・Bのテキストの始めに載せると

1学期テキスト はじめに

1.A問題
基礎力とは教科書の例題が解けることと考え、教科書の例題に相当する問題をなるべく重複なくかつ漏れないように、ほとんど本年度(B、C問題も)の入試問題より選んで入れた。
授業前に全て終わるのが理想(塾に来て解いてもよいし、家で解いてもよい。少なくともノートは見ます。)だが授業後(B問題の解説により、悩んでいた A問題が解決すると思います。)ないしは翌週の授業までには、最低終わるように努力せよ。教科書を調べ、例題を見つければ解けるのは当然だが、例題は覚える問題といえども、解けないときには数学の本質“基礎事項より解く”ことにより、数学の考える力を身に付けてほしい。また、その方が覚えることもできる。全基礎を伝えるのは、自信をつけさせるためであり、結果的には知識が欠けていても数学は合格できるので、覚えることに囚われるより数学の訓練を忘れないこと。
数学ができない人は概ね、正解を理解し覚えているだけである。また、一つの問題を理解した上で、同じタイプのものを繰り返し練習してるだけで、元の問題がないとできない。元来問題集というものは、基礎事項のみから解いていくのが本筋である。といって、よほどの人以外はそんなことはできないが、なるべく覚えるものは少なく、応用して解いていこうという姿勢が大事である。

2.B問題
授業で一緒に解いていきます。解説があった方がよいと思う問題や、A問題と比べるとレベルが高い問題を一般的には入れてあります。集中力をもって解説は聴き、板書を見て解かない。解説を参考に自分で解く。数学は少しのものを覚えて解いていくものだからです。その問題の時間内に解けないときには、その日の授業後に解いて帰る。すなわち、ひとりひとり帰る時間が違います。

3.C問題
授業後の演習問題です。このテキスト以外に何もやらないでよいという構成です。B問題より易しいものや少し難しいものもあります。たまにD問題がありますが、少し難しいもので、難しい問題を出す学校を受けるならやるべきです。ちなみに、基礎力を充実させることが大事で難問は少しやるのが一番良い。

最後に、授業により入試に必要な全知識を伝えるとともに、集中力、持久力、計算力、思考力をつけることを目的とします。

2011年4月5日 木須一郎

 
 
個人指導_2
 
foot